パンク修理実践編 チューブレスタイヤの巻
みなさんこんにちは。今日は当社取扱い商品のPR122パワー チューブレス専用パンク修理KITの使用法を実践編でご案内いたします。実験車両は、リヤタイヤで、釘を拾ってしまったことに、今朝気づいた弊社社員O(オー)さんの通勤車、XR100MOTARDです。
▼では、早速作業の開始です。下図の通り、頭が埋没するほどしっかり刺さっています。幸か不幸か見事な刺さり具合のため空気は抜けていませんが、気づかず走り続けると早晩痛い目にあいます。因みに空気圧は1.2kgありましたので走行上の問題アリマセンでしたが・・・。タイヤの磨耗具合を確認していてタマタマ気づいたそうです。
▼早速ペンチで釘を抜きます。このときの注意点は、刺さっている角度を確認しながら抜き取ることです。あとで、タイヤシールラバーを差し込むとき、穴に沿って挿入しなければなりません。角度が違っていると挿入が難しくなりますのでよく確認しましょう。結構な角度で刺さっていることが下図より判ります。
▼ナント40mmの釘が刺さっていました!路肩を走らざるを得ないケースの多い小排気量車は路端に溜まった金属片を拾いやすいので仕方ないですネ。9000km走って今回が二度目だそうです。
▼まず、T字ハンドルにリーマー(ヤスリ)をセットします。セットしたリーマーにラバーセメントをタップリ塗ります。
▼釘が刺さっていた角度でリーマーを差込み何度も何度もヤスリをかけます。穴をふさぐのに穴を広げるようで抵抗を感じますが、しっかり穴を均し、あとでタイヤシールラバーが入りやすいようむしろ広げるぐらいの気持ちで均しましょう。
▼リーマーをフックニードルに付け替えたら、フック部にタイヤシールラバーをセットし、ラバーセメントをまたタップリ塗布します。
▼塗布が終わったら、いよいよタイヤに挿入です。ここでの注意は、空気が抜けペコペコになったタイヤに差し込むので少し入れづらいこと。なので、ギヤをローにいれバイクが動かないようにしておきます。それから、勢い余って貫通してタイヤ内まで行ってしまわぬようにゆっくり挿入するようにしてください。
▼表面にタイヤシールラバーを2cm程残したところでフックニードルを90度ねじりながら静かに引き抜きます。
▼はみ出たタイヤシールラバーを付属のナイフでカットして作業終了。穴の修復だけならこんなに簡単に出来てしまいます。
▼後は、PR114パワーフロワポンプで、空気を入れます。XR100Mのタイヤは120/80-12と小さいので、パワフルなこのポンプであれば40~50回ほどのポンピングで規定値の圧力に達します。また、エアゲージが付いているので大まかな空気圧をみながら作業できて便利。
▼最後にPR128パワーデジタルエアゲージPROで空気圧をチェックし微調整を行い作業終了。ただし、一度穴が開いてしまったタイヤは危険が付きまといます。修理自体はその場しのぎのものという認識が必要です。安全のためすぐに新しいタイヤに履き替えましょう!
▼まとめ 今回のように道具がそろった環境であれば簡単に直すことも出来ますが、出先やましてやそれが高速道路であったりするとこうは簡単にいきません。レスキューを呼ぶことにでもなれば出費もかなりのものになってしまいます。
チューブレスタイヤなら、以下の商品があれば簡単に窮地を脱することが可能です。コンパクトなものばかりなので、バイクに常備しておくと安心。一度ご検討してみられると良いかと思います。
オススメ商品
- PR122パワー チューブレス専用パンク修理KIT これで穴をふさぎます。(今回の主役)
- PR130パワーCO2インフレーター これで空気(炭酸ガス)を入れます。ボンベ式で瞬間で作業終了。※因みに炭酸ガスは数日でゴムを透過してしまいますので早めに空気に入れ替えましょう。
上記二点は、どちらもコンパクトで場所をとりません。バイクに備え付けておくことを推奨いたします。
■ラフ&ロードでは他にも優れたパンク修理グッズを多数扱っていますので一度ご覧になってみてください。リーズナブルで使いよい商品が沢山あって、みるだけでも楽しいですよ。