「 セローで東北帰省 キャンプツーリング 」中編 にかほの幕営地で見た絶景と、秋田の道端で出会ったババヘラ名人 青森の実家到着で往路完結の巻
みなさま、こんにちは。
ひさびさのロングツーの興奮につい長くなってしまった
からの続きをお伝えするのは私、ラフ広報 セキネ です。
今回も少し長くなりますのでよろしくお願いします…
前回は7号線をひたすら走り続け、
県境でなんとか日本海沿いに出たところで終了しました。
太陽が西に傾きはじめ16時を回ったころ、やっと山形県入り。
ここから先は撮影や気になるものがあっても
ココロを鬼にして? ノンストップでひたすら7号線を北上。
目指す「にかほ市」は夕陽を売りにしている温泉などがあるので、
本来であれば夕陽を見ながら温泉につかって…
などと目論んでいたのですが右に鳥海山、左に日本海を眺めつつ
どんどん低くなっていく太陽に、正直、私かなり焦っていました。
18時をまわったころ、やっと秋田県に突入も
日没まであと30分、この時点で温泉はスッパリあきらめました(涙)
買い出しもスーパーを今から探すのは無理なので
7号沿いのコンビニに文字通りピットイン&自己最速で買い出し。
そして18時半、やっとのこと目的の地に到着。
日没10分前、ギリギリです♪
とりあえず、さっき買ったばかりのビールでまずは夕陽に乾杯!
残念ながら丘の上の芝生サイトはもう一杯だったので
到着したまさにソコ、この防波堤の内側にテントを設営。
これ以上携帯の電池を消耗しないよう
コンビニ飯&チューハイで食事を済ませ、早めに就寝…
温泉はいりたかったなぁ。。
◆東北帰省キャンプツー3日目 8月13日(火)◆
翌朝、5時。
海沿いですがサスガ東北、朝は涼しく爽やかな目覚め♪
湘南の寝苦しかった海沿いキャンプとは大違い(爆)、
また前日グルキャンで夜遅かったのもあってか、とてもよく眠れました。
僕のテントの奥には誰も幕営しておらず、見えている先が一番奥です。
右手に見える小高い丘を登ると…
日本海 オーシャンビュー!
海面から10m位ですが風が心地イイです。
で、さらに右手を見ると…
あまり広くはありませんが平らな芝生サイトがあります。
丘の上まで車両は上がって来れませんので
荷物を人力で上げた人だけが快適サイトを利用できる、というわけですね。
その際に登ってくる坂道方面を見ると…
ほんのりと明るくなり始めた穏やかな日本海。
よく晴れた日に沈む夕陽を見ながらビールで乾杯、
なんて出来そうな最高の場所です♪
写真には写っていませんが左手の奥には鳥海山も見えます。
水道やトイレも完備の無料キャンプ場。
神奈川でも近くにこういうところがあったらなぁ、と
ココロから思います…
昨日出来なかったサイト散策を終え、テントの前で朝のうどん。
防波堤内にはたまにフナムシがちょろちょろしてますが、
関東近辺で見るフナムシより心なしか小さく遠慮がちで
遠くからこちらの様子を ジーッ とうかがう、というカンジ。
テント内や食べ物に入ってこなきゃ許します(笑)
ライダーとは朝が早い生き物で
うどんを食べている間にも他のライダーたちはどんどん出発していきます。
私も今日は青森の実家で墓参りに行くため夕方16時ごろまでに約300kmほど移動します。
すばやくパッキングして6時すぎに出発。
海岸線沿いには大小様々の風力発電用風車がたちならび
独特な景観がずっと続きます。
この旅で、
というより私のキャンプ時の装備は写真の
の2つで完結するようにしています。
両方ともバイクに取付するためのゴムコードが付属しており、
個人的には別売のネット類は使わずに付属のコードだけで
安定積載することを目標としています。
ポイントはRR5612の付属コードを前後方向にクロスさせているだけではなく、
見えにくいですが左右方向にもずれない様に
RR9402の付属コードを通して補強していること。
ちょうどキャリアの上で6~8方向からコードをかけ
バッグを包み込むようにすることでネットなしでも
安定させることができます。
「荷物と積載はできるだけシンプルに軽くしたい」
「盛る」ではなく「削ぐ」
どこまで荷物を削り軽量化できるのか。
ある意味これはバイク乗りの本能というか
特性のように思うのは僕だけでしょうか?
さて、ハナシ戻ります。
昨日入れなかった「温泉」をどこかで入ろうと
途中の道の駅など覗くのですが朝早いとどこもやってません。
仕方なく快調に?7号線を北上します。
秋田市から少しだけ男鹿半島の付け根に向かい
せっかくの秋田ですし、ベタですがやはり押さえたい巨大なまはげ像。
「天気も良くなってきたし、男鹿半島まわっちゃう?」
という欲望がムクムクと湧き上がります。
しかし、過去の経験上、
秋田の海沿いから山間部をとおって青森に抜けるのは、
距離的にも時間的にも意外にかかるということを知っているので先を急ぎます。
なので向こうに見える寒風山からの眺めも
「今日はくっきり見えて最高だろうなぁ」
などと後ろ髪をひかれつつも、
大潟村のどこまでもつづく田園まっすぐ道路を先へと急ぎます。
今回のキャンプツーリングで使っていたグローブは
ベンチレーションとプロテクションを兼ねたパッド類が
無骨な漢の夏のソロキャンツーにベストマッチ♪
メーカーの人間としては本来の用途以外での使用はおススメはしませんが、
掌が丈夫な本革なのでまだ熱いスキレットを持ったり
小枝をノコギリでカットする作業にも使ったりと大活躍でした(汗)
※あくまでもコレは自己責任ですからっ↑
大潟村からもう一度能代へと延びる7号線にもどる道端で
ド派手なエプロンをつけたおばさん出現!
これが秋田に来たら必ず体験すべき
ババ(おばさん)がヘラで盛るからババヘラ。
夏の秋田県の国道沿いにはいたるところにいるのですが
今回はお盆期間だからなのか3人しか見ませんでした。
暑いなか道端で食べるジェラート状のアイスがさっぱりとウマい!
このおばさんのバラ盛はなかなかの名人芸でした♪
ババヘラでさっぱりした後は
7号線をたどるように内陸の大館方面へ。
7号線はここから北に青森県の弘前方面へ延びますが
実家の三戸は東で太平洋側方面なので103号へ。
北東北の人以外にはわかりにくいかもしれませんが
7号線は旧津軽藩のエリアを走っていて
太平洋側の旧南部藩エリアの4号線に出るためには
この103号やその先の104号というのは
ちょうど文化圏が変わる、そんな境目の道路になります。
北東北を横断する103号は
途中十和田ICで東北自動車道と交差します。
そこから少し進むと新国立競技場をデザインした
広い駐車場と足湯などがあり地元のハーレーチームが
大勢でランチタイムを楽しんでいました。
ここから先の山間部を抜けて青森県に入る104号は
人家も少なく冬には雪が多くて通行困難な道となります。
真夏の昼間は木洩れ日の中を快適に走れる気持ちのいい道ですが
真っ暗になる夜はクマをはじめ野生動物の世界。
無用な長居は避けたいエリアです。
ヘアピンカーブの続く山道を下って
ニンニクで有名な田子町の市街地に入ると
地元に戻って来たなぁ、という気になります。
そこから少し進み15時ごろ我が実家のある三戸町に到着。
すっかり、温泉入りそびれましたが
実家でシャワーを浴びたあと16時、今回の帰省のメイン目的の墓参りへ。
先祖代々の御霊へご挨拶…
そして実家に戻り玄関先で迎え火を焚きます。
北海道の親戚から届いたご当地ビールを飲みつつ迎え火を焚き
あぁ、実家に帰ってきたんだなぁと、
セローで東北帰省キャンプツーの往路完結を
しみじみと感じていたラフ広報 セキネ なのでした。
次回はいよいよ後編。
地元さんのへの猫めぐり散策&
南蔵王雲上キャンプ場と雨の帰省キャンツーラストランの巻です。