こんにちは。
ワールド碁チャンピオンシップにナントAIが加わる世になりました。
AI囲碁が人間と対等かそれ以上で渡り合う昨今。
残念ながら日本の至宝、井山さんが全敗と残念な結果でしたが、
それより DEEP ZEN GO の序盤中盤の強さが目を引いたようです。
以下に述べるような作業にヒトはいらなくなる時代がすぐそこ?
今ナンデモヤ Oの近況としては2018年の春物の仕込みをスタートしております。
新製品はもちろん、継続品にも色の追加や不人気カラーの廃番を決めていきます。
そこでどうやって判断していくかを少し明かしてみます。
売れてるものは色数が多い。
当たり前の話ですが絶対数が小さいのに、
多色展開を試みるのは生産コスト的に原価の上昇を招くため出来ない相談です。
パイが大きければ当然、絶対数が端の色を吸収してくれます。
当たり前で身も蓋もない話ですが色展開が多いのは販売数量に比例します。
気温と売れる色の相関。
メッシュジャケットの場合、発売当初の気温が低く日照時間の短い時期は濃い色が売れ、
気温の上昇とともに明度の高い色へと売れ筋カラーが移行していきます。
具体的には気温20度が一つ目の境界としてメッシュ系が活性しはじめ、
気温25度をふたつ目のボーダーとして大方の人がメッシュ系を必要とするようです。
冬であれば気温10度が大きな境目となります。
なお、この時期に分析した数値はこのあと明度の高い色がどこまで伸び
明度の低い色がどこまでブレーキがかかるかを補正し読み解きます。
地味と派手。
今の若い方には想像できないかもしれませんが、昭和40年台などは今の中国同様
ディーゼル車、2stエンジンが大手を振って黒煙を撒き散らしていた日本。
光化学スモッグ注意報などしょっちゅうでした。
明るい色はタブーで、
白いものはあっという間にすすだらけで、2st車の後ろを走ろうものならオイルまみれ・・・。
また、別の話として景気が良いほど明るい色が売れます。
最近は明るい色が復権しつつあります。
ということは好景気なのでしょうか???
ちょっと違う理由が潜んでいる気がわたしにはしていますが。
最低ロッドの壁。
端のカラーやサイズは見込みより腹八分どころか腹六分?で生産します。
売りづらい色や、サイズだけが残ってしまうのはハイリスク故、
端のものは腹八分、ものによっては六分に抑えリスクの軽減に努めます。
そこを耐えてでも色数を増やしたいのは差し色の存在意義があるからです。
ヒトはものを選択する際自分の判断が正しいと満足するために比較対象となるものが必要となります。
結局、赤がよいのだが他の黒や、青等と比較した上で
「やはり赤だ!」と決断の後押しが必要なのです。
つまり「対比」という過程を通ったうえで購買決定して貰う必要があるのです。
色の呼び名による影響力。
「レッドとJAPAN」
これはどちらも赤が基調。
本来つぶしあいになり、2色展開をするメリットを打ち消すため両立が難しいのですが、
下記のRR8420の場合を例に取るとREDとJAPANで26%と四分の一を占めるとおり
両立できていると判断しています。
・・しかし、一色に絞ったほうが利益が出ていたかもしれませんので
本当にどちらを選ぶのがよりよい選択であったかは永久になぞのまま。
「ピンクとサクラ」
これをリークするのはリスキーですがあえて。
ヒトは「ピンク」と言われるとその時点でいかにもと
警戒感が沸き起こり購買行動にブレーキがかかるのでしょうか?
はたまた「ピンク=女性の象徴」が「サクラ」とすることでファーストインプレッションに刷り込みが起きず
受け入れやすくなっているのでしょうか?
また「パープル」と「スミレ」も同じす。
古来「紫」は皇族、貴族の色でしたが
我々の年代だと「ヤンキー」を想起させてしまったりという影響のせいでしょうか?
「パープル」とストレートに表記した時より明らかに「スミレ」の方が受け入れられているのは間違いありません。
また女性は色彩認知力が男性より優れているため、
「サクラ」と「ピンク」をしっかり見分けているというのもあるかと思います。
「サクラ」「スミレ」の色を決定する際は我社の女性陣の意見を最優先して微妙な修正をしているのも
好結果に結びついているのもあるのかもしれません。
真相はわかりかねるのですが、
呼び名を変えて売れるようになった典型例の筆頭格です。
「パープルブルー」からの「ロイヤルブルー」を経ての「ワイブルー」
これは時代の変遷によって青の呼び名が移行したことを示します。
ワイブルーはお気付きの通りYAMAHAのYを示します。
ヤマハブルーとは直截に名乗らずに少し頭をめぐらしていただければ
それとわかるがただのブルーではないというワイブルー。
NINJA250が好調だった当時売れていたライムと立場が逆転しているのが今のトレンド。
今はR25を筆頭に売れに売れているYAMAHAの好調さを象徴するカラーです。
「パープルブルー」は25年前から20年前に使用されていて紫の入った明るめのブルー。
そこからバブルが弾けると明るい色より濃い色が台頭しはじめます。
その長い景気後退局面で活躍したのが「ロイヤルブルー」でした。
実は現在の「ワイブルー」と基本、同色です。
ロイヤルブルーを使いはじめた当初は
アイテムによっては一番売れる色であったりと、
売れ筋カラーでしたが年々販売比率は落ち
近年では設定色さえないアイテムが多数派になっていましたが、
YAMAHAさんの好調のおかげかすこしずつ売れる色に戻ってきました。
以下各論。
RR8420 タクティカルグローブは例として適していると思うのでこれを題材に各論を述べたいと思います。

色 / 販売比 / 生産比
BLACK / 22% / 24%
RED / 18% / 17%
Y.BLUE / 13% / 12%
BLACK/NEONYELLOW / 12% / 9%
BLACK/LIME / 11% / 7%
JAPAN / 8% / 14%
GUNMETAL / 8% / 10%
SAX / 7% / 7%
※販売期間 2017/3/22~5/13
注意
この期間での販売は通信販売系の色サイズ指名買いと
路面店でのバイヤー選定の店舗滞留在庫が多く含まれるため、
また、通期を通していないため最終消費傾向が反映されきっていません。
それを踏まえての分析が必要となります。
上記の通り
安定のブラック&レッド、
YAMAHA好調によるワイブルーが三位と健闘、
差し色のネオンが美しいBK/NYが予想を上回る4位。
これは景気上昇の証でしょうか???
一昔前であればここにモノトーンのシルバーやガンメタが入っていました。
以下、
赤系ではベタなREDに負けたJAPAN
一時期は二番手を謳歌していたガンメタが下位に沈み、
(シルバーが設定されていないのも同理由)
想定通りの最下位ながらも意外と高比率だったサックス。
もちろん様々な傾向や販売履歴を考慮し推測し生産数を予測するわけですが、
なかなか難しいものでJAPANとライムは読み違えていました。
逆に予測していればかなりいい予測になっていたのですが。。。
ただしまだ通期での結果ではないことを念頭に読み解く必要があります。
なお、このアイテムは当社としては明るさ、カラフルさを
全面にだしたアイテムであることも要考慮となることを付け加えます。
さー、AIに負けぬよう予測能力の鍛錬に励むこととします。
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ポケゴ通信 その26
おとといの日曜はチームミスティック(青)のテリトリー であった10階建てのジムをヴァーラー(赤)に
壊されたので、夕食後、再建にいきました。
7階建てまで頑張ってみたところ、
仲間が続々と入居してくれあっという間に満室に♡
朝には9階建てまでになっていました。
色の話ついでにポケゴのチーム三色に関して。
バイクと同じで
青はやっぱり冷静な気がします。
赤はやはり情熱的だと思います。
黄色はやはり・・・だと思います。
なんのひねりも落ちもない話でした。
ちなみにピゴサで調べると、
北海道では赤が優勢で、
沖縄では青が優勢です。
どちらかと言うと逆の印象ですが、
非現実の世界では無いものを求めるという
証左ということになるのでしょうか?
そう言えばポケモンの鳴き声が聞けるるようになったそうなので、
片っ端ら聞いてみましたがやはり野鳥の美しい声には敵いませんね。。
比べるなっちゅうはなしですが。
実は囲碁も少しばかりかじっているナンデモヤOがお送りしました。
ではでは。